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観光農園レポート 2008.2.11 (いちご)

2/11(月)晴れ

本日晴天なり。
ただいまいちご狩りシーズン真っ只中。
観光農園といえば丹原町という感じですが、旧西条市にいちご狩りができるところがあります。
それがここ、ひのいちご園です。
いよ西条駅から車で10分ほど。場所はこちら(ひのいちご園HPをどうぞ)
この日は祝日で私たちは10時の開園と同時に着いたのですが、お客さんがひっきりなしに入ってきていました。
 こちらがひのいちご園の園長さん、日野正一さんです。お忙しい中、接客をしながら、お話をしてくださいました。日野さんがいちごを作り始めたのは23年前。それからおいしいいちごを作るために日々研究をし続けていらっしゃいます。2006年の12月に観光農園を開園し、今年は2シーズン目です。「いちごは摘みたてが一番おいしいんです。それをぜひ味わってもらいたい!と思ったのが観光農園を始めた大きな理由です。」とおっしゃっていました。量を追求するよりも、おいしさに重点をおいた日野さん自信作のいちご。
とても楽しみです。

早速ハウスへ移動。
ハウスの中はいちごのあまーい香りが漂って、あたたかく、心地よい音楽が流れています。一足先に春を体験した気分です。園内はバリアフリーで車イスやベビーカーも通ることができるので、お年寄りや小さいお子さんも一緒に楽しめます。また高設栽培なので、かがんだりすることがなく、とても摘みやすいです。
ひのいちご園では4種類のいちごを食べ比べすることができます。
まず、スタッフの方が摘み方を教えてくれました。いちごをふんわり手のひらで軽く包むようにもって、手前にねじるようにひくと簡単に摘むことができます。いちごがかわいそうなので、できるだけ無理にちぎらないようにしましょう。へたの方まで赤いのが食べごろのしるし。
できるかな・・・?
これは『宝交早生(ほうこうわせ)』。
ほうこうは昔ながらのいちごで、兵庫県宝塚市で交配されたので宝交と名づけられました。円錐形で、食感はやわらかく、懐かしい昭和の味がするような気がします。実がやわらかいので輸送に適せず、日持ちもしないので、最近ではあまり流通していないようです。観光農園だからこそ、おいしく味わえるのだと思います。

これは『紅ほっぺ』。
紅ほっぺは平成14年に章姫(あきひめ)とさちのかを交配して生まれた静岡生まれの品種です。“ほっぺが落ちるほど美味しい”として『紅ほっぺ』と命名されました。紅ほっぺの特徴は、果実が大粒で香りが高く、果汁も多い。甘みが強く、さっぱりしているので多く食べれそうな気がします。表皮はきれいな赤色でピカピカ光っているように見えますが、キズが付きやすいので優しく扱わないといけません。いろんな形があって、そこがまたかわいらしいです。

これは『レッドパール』
その名の通り、鮮やかな紅い宝石のよう。アイベリーととよのかを掛け合わせてできたもので、驚くほどに大きく、甘みが強く、酸味が少なめで独特の味わいがあります。生産量が少なく、ケーキ、高級菓子用などに使われることが多いようです。

こちらは『さちのか』
とよのかとアイベリーの交配種で、みなさんもよく耳にすることがある品種だと思います。しゃきっと歯ごたえがあり、糖度が高く、酸味も十分あるので、かなり満足感があります。糖度、ビタミンC含量が高く、果実は硬めで日持ちがよく濃厚な味わいがします。
4種類並べてみました。
うーん・・・・
よくみると、果実の形が違っていたり、へたの形が違っていたりします。味も様々ですが、どれも甘くて、おいしい。私もお気に入りのいちごを見つけました。
このようにいろんないちごを楽しむことができますが、種類が違うと栽培方法も異なるので、育てるのは手間がかかります。ある程度大きくなるまではそれぞれのいちごに合わせて、手塩にかけて育てます。


 でかっ
なかにはこんなに大きいものも!
いろんな形を見つけるのも楽しいです。
 ところで、みなさんいちごのおいしい食べ方をご存知ですか?実はへた側から食べる方がいいみたいです。先っぽの方が甘いので、へたの方から食べた方がだんだん甘さが増し、最後に甘みが残るようです。私は今回日野さんに教えていただいて、はじめて知りました。

 お子さんから大人までみなさん笑顔で摘んだり、食べたりしていました。おいしいものを食べると顔がほころびます。日野さんはみなさんのこんな笑顔に励まされて、よりいっそうおいしいいちご作りに気合が入るんでしょうね。
日野さんが言う「摘みたてが一番」が実感できます。摘んですぐ、ぱくっと食べる。日野さんが農薬を極力使用せずに作っているから水で洗ったりせずに食べることができるんです。安心して自然のままいただく、これが本当の贅沢なんだと思いました。
 全国にも発送してくださいます。これは贈答用で専用の化粧箱に入っています。宝石のようにきれいにならんだいちごたち。うっとりします。これは絶対喜ばれると思います。私も注文しようと思ったのですが、今回は予約でいっぱいのようでした。いちごの数にも限りがあります。
みなさんもぜひお問い合わせの上、ご予約を。
 みんなにおいしいいちごを食べてもらうために、一生懸命愛情をこめて育てています。だから、私たちお客さん側も感謝していただかなければ!摘みとったものはきちんといただく。へたは捨てないでカップに集めて、あとでゴミ箱へ。スタッフの方が教えてくれる摘み方をできるだけ守り、無理にちぎったりしない。次に来たお客さんも同じように満足できるように観光農園でのマナーを守らなければならないなと思いました。
 
 さて、いちご狩り行きたくなってきましたか?
受付は10時から16時までとなっています。入園料は中学生以上 1,500円、小学生1,000円、3歳以上小学生未満500円、0歳から2歳までは無料、福祉関係の方(付添の方含む)800円となっております。平日はフリータイムで、土日祝日は60分食べ放題(60分でも十分満足できます)また、10名以上の団体様に限りナイター開園も相談に応じて下さるそうです。今の季節、お客様も多いようなので、いちごが完売してしまうこともあります。できるだけ事前に連絡して予約をしましょう。お持ち帰りだけでもOKですが、朝採ったいちごのみ直販しているので、その場合も電話で予約する方が確実です。
 
 
ひのいちご園 お問合せ先 
090-7627-0667(携帯)
 
0897-55-7930(TEL・FAX)


ほんとうにおいしい、こだわりのいちご。私も家族や友達に食べさせてあげたいなと思いました。大切な人を誘っていちご狩りに行きましょう。
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