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観光農園レポート 2007.11.9 (柿・みかん)

11/9(月)晴れ

だんだん寒くなってきました。
丹原町といえば、みなさんご存知「柿」の名産地です。
柿狩りをされている観光農園もいくつかあります。その中でまだ行ったことのないあまか園さんにおじゃましました。あまか園は県道48号線を壬生川から丹原方面へ直進し、関谷川の手前を右に折れ、100m程で右に曲がり、400mほどで到着します。
あまか園の園主さんと奥さんです。
あまか園では季節にごとにいろんな柿を楽しめます。これは陽豊柿(ようほうがき)です。
陽豊柿は富有柿と次郎柿をかけ合わせてつくられた柿です。富有柿の果肉の厚みと、次郎柿の甘さ、歯ごたえのある適度なやわらかさを持ち合わせています。1つの実に種が少ないので食べやすいのも特徴です。
奥さんとお手伝いの方が柿をむいてくださいました。この時期あまか園でとれる大秋と陽豊柿と富有柿の3種類を食べ比べることが出来ました。それぞれ味が違います。こんな風に味見ができるので、自分の好みにあった柿がとれます。
私は最近まで柿は甘いか渋いか、丸いか三角かぐらいに思っていましたが、こんな風にいろいろ食べ比べると種類によって全くちがうことが実感できました。味は違っても見た目はほぼ一緒に見えますが、生産者の方はちゃんと見分けがつくそうです。果実・へたの形が微妙に違っていたり、色が違っていたりするらしいです。ちなみに写真右が陽豊柿、左が富有柿です。う〜ん?そういえば右の方がへたが立っているような・・・きっと毎日愛情こめて育てているから微妙な差がわかるんですね。
富有柿は少し離れた場所でとれます。こちらもきれいになっています。
10月初旬から中旬にかけて新秋柿がとれるそうです。「新秋柿は完熟するとすごくいい甘さで、お客さんの中には凍らせてシャーベットにして食べるっていう方もおるんよ」と奥さんはおっしゃってました。柿は一般的にむいてそのまま食べることが多いですが、あんなにたくさんなっている柿を見てるとそれだけで終わってしまうのはなんだかもったいないような気がしました。そんなことを言うと、奥さんは「ジャムにしたり、アイスクリームにしたりもできるみたいよ。」と教えてくださいました。海外産の加工品は結構見かけるので、国内でも身近な生産者さんが作った安心できる食材を活かして、なにか別のものができるといいなぁと思いました。みなさん、いい案があれば、食の創造館を利用して、新商品を開発してみませんか?


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次はもぎたて倶楽部で唯一みかん狩りができる高山農園さんへ。こちらは田野直販所から1キロほど道なりに進んでいくと、右側に看板が見えてきます。土地が平坦なので大型車も駐車しやすく、木が低いので子供さんや車椅子の方のご利用にも最適です。
高山農園では柿狩りとみかん狩り両方行っています。園主さんは「みかんは今年は裏年で去年よりも少ない」とおっしゃっていましたが、きれいに色づいていました。
みかんの品種は肥後早生です。熊本に昔からある早生みかん。酸、糖ともに多く味は極めて濃厚だといわれています。
ちなみに柿の種類は松本早生です。見た目も味も富有柿に似ており、富有柿より少し早めに収穫されます。(柿も美味しかったですが、みかんはここだけということだったので、みかん重視になりました。)
柿は枝によって味が変わるといわれています。また農園さんによって作っている種類も多少異なります。いろんな観光農園を巡って、自分のお気に入りの柿を見つけるのもいいかもしれませんね。 「柿が赤くなると、医者が青くなる」と言われるほど、柿は健康食品としてもすぐれており、たくさんの効能があります。ビタミンCが豊富で、高血圧や二日酔い、また柿渋は火傷や傷にも効きます。
みかんも「ミカンが出回る頃になると医者は暇になる」といわれており、風邪やガンの予防にもなり、血行もよくし、美人にしてくれます。メタボにも効くらしいです。
旬の果物をしっかりとって、元気に過ごしましょう。
柿狩りの入園料は大人300円小人200円、お持ち帰り1s300円程度、
みかん狩りの入園料は大人200円小人100円、お持ち帰り1s150円程度です。
詳しくは各農園さんに問い合わせてください。(観光農園情報のページ参照)
西条市 食の創造館 〒799-1353 愛媛県西条市三津屋南2-54 TEL0898(65)7150 FAX0898(65)7151
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